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コロナ感染の現状について

2024.10.11 お知らせ最新 日髙 寿美

2024年10月 コロナ感染の現状

 

コロナの感染者は、依然一定数存在し、7月は入院者数が増加していました。

現在、世界的に流行している変異株は、KP.3と呼ばれる株で、国内で8割強を占めています。

世界的大流行が懸念されたBA.2.86株からが派生したJN.1株が、日本も含めた全世界で置き換わりを見せ、以降世界的にJN.1系統とその亜系統が主流となりました。KP.3株はそのJN.1系統の亜系統のうちスパイクタンパク質に変異を獲得した変異株で、免疫を逃れる能力が高くなっていると言われています。

5類感染症に移行してから、駅や電車内、スーパーなど人混みでもマスクをつけていない人が多くなりました。風邪様症状があっても検査をすることなく外出している人、公費で行った最終のコロナワクチンから間が空き、コロナに対する抗体が低下している人が多くなっている昨今はコロナに感染しやすい状態と言えます。

さらに、最近のコロナの初期症状の、喉の痛み、頭痛、咳、発熱・微熱、軟便・下痢などの症状は、風邪と見分けがつきにくい、例えば、一時期の、経験したことがないような喉の痛みも今はほとんどないようです。そのため放置しやすく、感染リスクの高い人や、重症化リスクの高い人たちは症状悪化につながるリスクがより高くなります。

こういったことから、特に移植患者さんは、抜かりないコロナ対策が必要です。

ワクチン接種を考慮しましょう。  10/1から65歳以上の人、60〜64歳の重症化リスクの高い人(身体障碍者1級を取得している方)には自治体の補助があります。

インフルエンザとコロナの検査ができるキットを家に備えておき、風邪症状が出たら早めに感染を確認しましょう。

感染が確認されたら、少しでも早い医療的ケアを受けましょう(医療機関への相談、受診、治療薬の必要性の判断など)。

 

(参考)

NIID国立感染症研究所COVID-19情報

厚生労働省新型コロナウイルス感染症について

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